平成30年6月号
川奈に住んでいたころ、単線を知らなくて、電車が下田行きしか来ないのが不思議で、それがきっかけで、人が少ない単線に乗るのが好きになった。
大雄山線に乗り、五百羅漢駅に降りる。玉宝寺につき、お坊さんに羅漢さんを拝みたいと頼み、扉はハトが入るので、すぐに閉めるように注意された。

裁判員に選ばれないことを願い、堀川恵子『裁かれた命 死刑囚から届いた手紙』と『教誨師』を読む。
死刑囚の青年と担当検事との手紙のやり取りとその背景をまとめたものだが、青年の手紙に表現の仕方が呟きながらも突出しているところに深さが伝わる。
何もなかったように密室で行われる「絞首刑」を知らないまま、裁判員になることを了承したくはないと思っていたところ、土本武司『正義への執念』は、勉強になる。

死刑の存続か廃止かの対立は価値観の対立なので、永遠に平行線を辿り、カントのタリオの精神による「人を殺した者は死刑にする」を否定するとして、無期懲役刑は10年服役すれば仮出獄が許され、平然と社会で生きていることに遺族が耐えられるか、もし絶対的終身刑制度を採用した場合、社会復帰が絶望的で更生の意欲がなくなった者に、行刑職員がどう処遇するかの問題が残る。
児玉 智子
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