平成20年12月号
新宿で「要塞列島」という写真展をみた。
作者は2000ヶ所に及ぶ日本の太平洋戦争遺跡を訪ね歩いた。戦争をする中で造られた軍事施設の跡が廃墟同然の姿で残っているという。
戦争経験がないせいか、キャプションをよく読むことでしか写真の陰影を掴むことができなくて、さっそく戦争遺跡を見ることにした。
246号線を走り登戸研究所跡を探した。
明治大学生田キャンパスの中にある木造バラックの廃墟、1941年に日本軍が香港を占領したときに中国の印刷機をここに運び込み、偽造紙幣を印刷して中国でばら撒いたという。

イラク戦争はマンネリ化しながら終結せず、14万人の兵士は爆弾攻撃で死体を見せつけられる。
帰還兵はPTSDで社会復帰できないことが多いという。
父は酔って「貴様と俺とは同期の櫻」と涙ぐんで歌っていることがあった。
生前に聞いた話、「特攻の飛行機が自爆する場所まで誘導し、自分の飛行機だけが戻ってくる、前日に誰が特攻となるか父に言い渡される」。
You Tube で特攻隊KAMIKAZEを見る、確かに先導する飛行機はあった。
児玉 智子
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