小松に行くためエアチケットを予約するのに四苦八苦していて、考えてみたら新幹線でトンボ帰りの出張だけで、10年も飛行機に乗ったことがなかった。羽田の国際線乗り場で、ずっと小松行きを待ちそうだ。
小松での仕事は正味2時間、地図を見れば古墳や牧場があり、加賀名物を検索するだけで諦める。
和歌山の親友からジップロックに入った木屑が送られ、開いてみれば酒樽の香りがする。
そこにメールがきて、「ほうれん草のおひたしにする鰹節ではない!」と。
高野山奥の院、樹齢千年の杉は、お寺の改修にだけ使うことができる。
高野山真言宗金剛峯寺、転衣式の感動を伝えるべく贈ってきた「霊香」、気に入っているガラスの器に移し、父の命日に位牌の横に置いてみる。
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