平成27年11月号
今年初めて風邪をひき、家にいたら、用務員さんに、小学校に生っている柿をもらい、母校の味がした。
いちにち家にいたら、犬が寝てばかりいて、私が揺り起こしても、イビキをかいている。
ザラメ煎餅を食べながら本を読んでいたら、煎餅袋にある住所に、もちだんご村餅乃神社前と書いてあり、検索してみたら、網走にいもだんご村を見つけた。

上野千鶴子『ケア 非暴力を学ぶ実践』に納得する。
男らしさの学校、軍隊は、攻撃性を組織化するための教育・洗脳装置で、戦地帰りの男たちが妻や恋人に暴力的になることは、知られている。
高齢化社会とは、だれでもが例外なく弱者になる社会のことで、どんな権力者も依存的な存在になる、だとすれば男はケアにより非暴力を学ぶべきだ、男は父親の介護に関わり、かっての強者の衰え方と滅び方を目と手で確かめ、非暴力を学んでもらいたいと記す。

実際に、友人が妻や親の介護をすることになると、最初は隠している。
しかしストレスが溜まり始めるころから、止め処なく話す、お風呂の入れ方やリハパンの交換の仕方から、人生論に及び、人間としての厚みが増してくるようにみえる。
児玉 智子
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