平成28年9月号
立石仲見世商店街は、闇市にいるような気分にさせる、一杯飲み屋が点在し、閑散とした帰省シーズン、独りで芋焼酎ソーダ割りを飲みながら、関西の地下鉄のような狭い路地を眺めていた。
隣りに座っているおっさん二人に「アラフィフ同胞」、「いや60代」と炎暑に話がはずんだ。
ひとりは庶民派の医者で、帝王切開手術が終わったばかりだと、気分転換してから、ひとりで住む母の処に帰るそうだ。
奥さんは長野で農業と畜産、子供達には「医者にはなるな!」と云って育てたと聞く。
手術の現場にはカメラが設置され、医者は医療訴訟を覚悟しながら患者と接し、最後はすべて担当医の責任、その上、産婦人科となれば、それも判るような気がした。
長男は名古屋栄でキャバクラを数店舗経営、妹の学費を負担しているそうだ。
ペニシリンが発見され高齢者社会となったことが問題と、話がエスカレートし、私達3人だけ取り残された店の店主は、困った顔をしていた。

久しぶりに合意形成マネジメント協会の研究会に参加した。
自分が得することばかり考えて生きることが当然の世の中となったが、この研究会は、多数決を避け、多様な考えがあること、意見の根底に潜む価値を掘り起こす、情報を共有し、お互いに納得できる解決策を協働で見出し、その合意形成のプロセスを大事にする。
だから、皆とても優秀なのに、椅子取りゲームに興味ない。研究会に参加できるのは、早朝に工大構内を横切って、通勤していることがきっかけ、これも三文の徳となった。
児玉 智子
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