明けまして、おめでとうございます。
相模湾から富士山を望み、真紅の大漁旗がはためく、そんな写真をイメージし、三津浜の港にやってきた。
富士山がぼんやり霞むなか、出航する船にかもめが群れ、かっぱ海老せんをゲットすべく、空中で一瞬の停止が上手いかもめだけが、たらふくの餌に有りつく。
最初に『かもめのジョナサン』を読んだとき、群れから離れ飛行練習をするジョナサンに共鳴したことを思い出す。若さであり、今の時代より可能性を信じることができた。
相模湾にいるかもめは、家に置いてきた犬を思い出すくらい円な瞳と、海老せんを採る滑らか嘴をもっていた。野生の動物は、群れて生きてるように見えて、最初から孤独に強く、ジョナサンにならなくても、生きる崇高さを持ち合わせている。
今年も、淡々と仕事を続けていきます。もう少し孤独に強くなれる訓練をしていきたいと思います。
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