平成23年12月号
旧東海道品川宿運河沿いにある荏原神社、参拝客が見あたらない酉の市、商売繁盛や招福を神頼みしても虚しいことが判り、自分なりの幸せ感は「じぶんち」の中にあることを皆が知るようになった。
一軒だけの露店は、小判盛りや大顔白塗りのおかめでない、小ぶりの熊手が並べられ、お祖母さんと孫が店番し、側でお母さんが子供をおぶって寝かしつける姿、静かな招福を見ながら、旧道に戻る。
品川宿まちづくり協議会は、「品川宿交流館」が活動拠点となり、周辺商店街のシャッター通り化を食い止め、歴史や文化を後世に繋げていく活動をしている。
道路が整備され休日の昼間は訪れる人がいても、夜は人の流れをつくることが出来ず、真新しい街路灯が寒々しく光る。
高層ビルの谷間に位置する民家や商店は、どこも同じ問題に直面している。
児玉 智子
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