老学生のつぶやき

令和3年8月号
絵巻物に月光仮面をみつけ、犬神人(つるめそう)の存在を知った。
アフリカの砂漠を旅したとき、少年がラクダを曳いてくれ、ブルキナファソで、タカラガイのお守りをくれたのを思い出す。その少年と犬神人は同じような年だったかもしれない。
中世の犬神人は、疫病で倒れていく民衆の死体処理の仕事を任せられ、鴨川を三途の川にみたてていたと聴く。八坂神社は神仏習合時代、祇園感神院と称し、犬人神が境内の警備をしていた、思いを巡らせながら清水坂を下れば、日射病になったらしく、喉がカラカラで目眩がしてきた。
児玉 智子
令和
3年