「合羽橋道具街」の食品サンプルを最初に見て感動したのは目玉焼き、海外に住む友人にプレゼントすると次は海苔巻き、その次は鯛焼きと、人気がある贈り物だった。
久しぶりに見る食品サンプルは何となく古臭く、携帯ストラップになった寿司サンプルを購入する海外旅行者がひとり。
商店街にある創業何十年の食堂や喫茶店のウインドウを飾るオムライスやサンドイッチはレタスやキャベツの色が褪せ、埃を被る。店主は腕に自信があるか、続けることに意義がある。
集客店の「本日のサービスランチ」の写真は、美味しそうな温もりが伝わるし、籠に盛られた新鮮野菜は、お店全体に、冷凍物を扱っていないという説得力がある。
食品サンプルは日本から新興国でオープンする飲食店立体メニューへと活躍の場が変化する。
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