「燃えよドラゴン」を思い出しながら、少林寺拳法の道場に通い始めた。
小学生の拳士に帯結びを教えてもらい、道場を雑巾がけ、合掌礼から始まる練習が新鮮で、天地拳第一系がうまくいく日は、意識しなくとも、丹田から狼少年ケンのような気勢が出ている自分が不思議だ。
見習い身分の私は、大会の応援に行き、私に指導してくれる子供達の姿に感動した。
道場で蝉を追いかけ、やもり相手に話しかけている子供たちが、真剣な眼差しと頼もしい姿で演技を披露し、大田区大会で全員が表彰された。本番に強い子供たち、案外精神的に鍛えられている子が多いのかもしれない。
大津波があった岩手県釜石市の小中学生は生存率99.8％、釜石の奇跡と呼ばれている。
子供たちの防災訓練で提唱する「避難の原則」は、ハザードマップを信じるな、そのときできる最善を尽くせ、率先して避難せよ。
釜石の子供達は大人の指示を待たずに、自ら判断し即行動に移すことができた。
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