平成20年10月号
宇治川と木津川を渡ると、蟹満寺の金色に輝く蟹に出会うことができる。
川沿い一帯は豊穣を与えてくれる。
土手から収穫の様子を見る、時期が過ぎた道端の曼珠沙華が淋しい、これから長々と続く自分の人生みたいだ。
しかし心地よい秋風、もうちょっと頑張ってみるといいことがあるような気もする。

今昔物語に登場する蟹の話、村人が蟹をたくさん捕まえ食べようとしているのを見た娘が、その蟹を買って草むらに逃がしてやった、その娘の父親は田圃で蛇が蛙を呑みこむ寸前に、自分の娘をくれてやるから蛙を助けてほしいと蛇に頼むと、その蛇が姿を消した。
その夜、蛇が紳士に化身して娘を貰いにやってくる。約束を守らない父親に怒り暴れる蛇、たくさんの蟹は群がり爪で蛇を刻み切って、蛇を退治した。
ちょっと胡散臭い話と観音堂の金ぴかの蟹が不釣合いで面白い。

私は「おびんずるさん」が好きだ。
修行の身といいながら、いつもお釈迦さまの言うことばかり聞いてはいられない。魔がさしてお酒を飲んでしまったおびんずるさん、宝寺本堂の脇で会うことができた。
児玉 智子
令和元年 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号
平成31年 1月号 2月号 3月号 4月号
平成30年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成29年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成28年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成27年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成26年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成25年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成24年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成23年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成22年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成21年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成20年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成19年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成18年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成17年 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号