平成23年4月号
甚大な震災被害は、ボランティア希望者を募らせる。
私が金子郁容さんから「ボランティア」を学んだのは20年以上前のこと、当時の郁容さんは中野に「末廣ハウス」という学びと実践の場を持っていた。今も活躍する学者をゲストに「見えざる手」「贈与論」「シャドーワーク」の講義を聴き、障害者をおぶる郁容さんの姿をみた。
「末廣ハウス」でみえた事は、精神的しんどさやボランティア集団からの引き際の難しさ、澱のように沈殿していく人と人との関係。そんなことから郁容さんの文章表現が「ゆるやか」「遠慮がちな」に変遷してきたのだと思う。
仁平典宏『ボランティアの誕生と終焉』、ボランティアは慈善や奉仕に基づくものではなく、生きがいの追求や自己実現などの互酬性に基づく動機に変化し、互酬の近代化・組織化は有償であっても収益を目的としない。

大震災で日本脱出組を除き、ボランティア活動は日々の営みそのものとなっていく。打たれ強くありたい。
児玉 智子
令和元年 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号
平成31年 1月号 2月号 3月号 4月号
平成30年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成29年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成28年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成27年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成26年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成25年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成24年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成23年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成22年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成21年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成20年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成19年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成18年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成17年 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号