浄楽寺にある、仏師運慶作の阿弥陀如来の手に、水掻きがあることに気がつき、それからは、大きな水掻きの仏像ばかりを探すようになった。
水掻きにみえる、指の間にある膜を、縵網相といい、「多くの人々をもれなく救う。」という意味合いだという。
印相は来迎印(阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来るときの印相)でないと、見つけにくく、願成就院の阿弥陀如来は、説法印(胸の前でチューリップが咲いたような印相)で表現し、運慶は立体感を強調したといわれ、水掻きがかなり大きい。
母が居るグループホームで、99歳の男性が亡くなり、家族の希望は、ホームで静かにお迎えを待つ、ことだったので、スタッフの人達が忙しそうだったが、希望がかなえられた。
2週間前には、おかゆを食べる姿があり、蝋燭の火が消えていくような感じだった。
このホームで、みんなと一緒に、童謡を歌おうと思い、安い篠笛を購入した。
早朝に「たこたこあがれ」ばかり練習し、音が出ないときもあり、次のレッスンの日が怖い。
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