平成17年8月号
いちばん物事を吸収する時期に街をほっつき歩いていたことによるツケが大きい。
読みたい本が30冊くらいは積んであるのに、言葉一つの意味が判らないでなかなか読み終わらない。
打合せをしていても、自分が「思い」と「主張している言葉」が違う、もっと適切な表現があるはずと思うことがよくある。この欠点は人を理解する能力にも欠けることになる。
インターネット普及前は「本を読むこと」が「教養を身につけること」だったのだろうか。そもそも教養が何なのかがわからない。
「グロテスクな教養」高田里恵子著に、女の教養は男探しという女の一大使命と切りはなせないとある。女性の出世の二つの道は、労働市場で自分を高く売ること、結婚市場で自分を高く売ることだと。
どちらにしても賞味期限は過ぎている。今年の夏はおせんべの袋を抱え、長椅子に寝転ろんで、死ぬのが怖くなくなる本を読みたい。
児玉 智子
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