平成18年10月号
パワフルな女性経営者に誘われ、断れなくて、フランス人が集まるプラチナ通りのおしゃれなパーティー。
フランス語が判らないので、ついつい日本語が聞こえるところに足が向く。
他愛のないおしゃべりの中で「彼はカリスマ性がある」、何度となく出てくるカリスマ性という言葉。

ウェーバーがカリスマ論を展開するとき、非日常性を強調し、「彼はカリスマ性がある」は、彼は誰もが持っていない力や性質に恵まれ、神の遣いであり、それ故に「すごい指導者」ということになる。
概念や客観的はどうでもいいことで、帰依者がそう評価する。
カリスマ的経営者は、危機的状況において、彼を取り囲む人達から英雄と期待され登場し、その期待にこたえ、それを実証しなければならない。
危機と熱狂は、革命へのエネルギーをはらんでいるが、誕生期だけに限られ、一時的で不安定なもの、塀の中に入るか、合法化するか、私はこんなタイプの経営者と仕事をしたいとは思わない。

木村敏の『人と人との間』に、日本人にあっては、自己自身の存立根拠を自身の内部に持ってはいない、
案外こんなところが、カリスマ登場しやすいんじゃないかと思ったりした。

児玉 智子
令和元年 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成31年 1月号 2月号 3月号 4月号
平成30年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成29年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成28年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成27年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成26年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成25年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成24年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成23年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成22年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成21年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成20年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成19年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成18年 1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号
平成17年 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号