平成19年08月号
島どうふのチャンプルを食べたくなり、鶴見のおきなわ物産センターに行く。
仲通商店街を歩いていると、地元の人達のくっきりした瞳と大らかな身体つき、おしゃべりの流れ、不思議な感じをあじわう。

潮風に誘われ海を見たくなり工業地帯を運転、人の気配がないJR鶴見線の浅野駅にぶつかった。
時刻表では1時間待たないと電車が来ない、雑草に挟まれた線路、ほんとうに電車がくるのか心配になる。
ベイブリッジが見える港に、南極にいるはずの「しらせ」が停泊していて、その大きさに驚く。

突き当たりが東芝の入り口、守衛さんから「社員証を見せてください」といわれる。
新芝浦駅と海芝浦駅は東芝の敷地内にあることが判り、浅野駅に戻ったら黄色い3両の電車がやってきた。

終着駅、海芝浦の潮風は夏の終わりのような爽快さだった。
日曜日でも東芝の社員が改札口を出入りし、廻りに閑散とした下請工場がある。
高度成長期には下請工場で働く人達をもすべて抱え込み24時間稼動していたはず、日本の工場すべてが中国やインドに移転してしまったら、日本人のアイデンティティがどうなるのか?
自分の事務所の目標を「職人集団をめざす」と決めてみた。
児玉 智子
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