平成22年7月号
この10年、廣津秋義『カルカッタ』の写真を無意識に見つめていたので、写真が波打ってきた。
この写真集をお手本にカルカッタに通い詰め、自分の写真技術の至らなさが実感できる。
自宅の一部屋を暗室に改造し、ラジオを聴きながらフィルム現像していた頃が懐かしく、カルカッタから大阪釜ケ崎に撮影の場を移す予定が、何回通ってもシャッターを切ることができない。
路上生活する人達の背景は国や文化によって比較は出来ないし、写真を撮る前にすることがあると気がついたのかもしれない。
なにしろ、今日は暗室機材をみんな処分したのです。

大阪で「ビッグイシュー」の佐野章二さんの活動を知り、路上生活者の自立が雑誌販売の目的ときくが、自由が丘や渋谷で販売している人達は、5年間前と比較するとずっと若くなっていることが気がかりだ。
児玉 智子
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