平成27年12月号
寒い日は、豆のあくを取りながら、コトコト、ホクホクした香りの中、本を読んでいるのが、至福の過ごし方だといえる。

この頃は、遺伝子組換え食品以外を口にするのは難しいと思いながら、米国輸入品は避けたい。
ブッシュとロックフェラーが大株主のモンサント社が種子の遺伝子組換え産業から、さらに水ビジネスに進化、そして、人類の命運を握ろうとしているという。
武器を使った戦争は判りやすく、国盗り物語から、人間そのものを支配する細菌など目に見えないものへ、
最後は、生きるために必要な、水で支配しようとしている。
世界で24億トン以上の穀物が生産され、価格動向が2008年に急激に高騰、穀物が投機対象となり、サブプライムローンのリスク分散のため売られた金融商品に組込まれ、今となれば、世界中の年金機構が火の車となっている。穀物は毎日ひとり1キロ消費できる量を生産していても、先進国は餌や添加物、燃料・工業用に半分以上を消費してしまい、発展途上国の食糧危機はなくならない。

優秀な研究者が、世界からロックフェラー大学に集まり、これからも多くのノーベル賞受賞者を、輩出するとして、倫理規制を審議するようなシステムが必要だ。
児玉 智子
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