平成24年1月号
新年が遣って来ました、今年も宜しくお願い致します。
昨年は「絆」という言葉の意味を考えさせられる一年で、「絆」は「しがらみ」とも表現でき、生きづらさを「繋がった気になる」のも方法だし、「しがらみ」は、そのおまけと思えばいい。
山岸俊男は、集団主義的原理によって立つ安心社会とは、社会の仕組みがそこに暮らす人たちに「安心」を提供してくれる社会で、その中で「安心」を提供してくれる社会は、相手が信頼できる相手かどうかを考える必要もない安心社会で、現代の日本が「安心社会」から「信頼社会」への転換が迫られ、近頃の若者たちの間で「空気を読む」ことが重要なのは、逆行している現象という。

とりあえず人を信頼してみて、自分の心の中で失うものはありません。まず自分自身を信頼することです。

私は人と会って、その人の思いを聴き、その背景を想像することが、とても好きです。
一人っ子の私は、相続の仕事をしながら、同じ環境で育った子供達が大人になり、こんなにも違う生き方をしていることに驚きを隠せません。
今年の新たな出会いを大切にしたいと思います。

参考文献:山岸俊男『信頼の構造』『日本の安心はなぜ消えたのか』
児玉 智子
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