町内会でゴミ当番が廻ってきても、いつも掃いてくれる人がいて、私が仕事から戻る時間には、きれいになっている。
私は、置き場にホワイトボートをぶら提げ、「生ゴミを出すとき網をかけましょう!」と掲示し、少々効果があったが、いつの間にか破り捨てられていた。
藤原伊織『テロリストのパラソル』は、エアコンをつけないで、扇風機を強にして、首振りの疲れた音を聞きながら読みふけ、新宿がヒッピーから全共闘運動の学生による騒乱の場になったころを思い出し、いつの時代も誰でも一生懸命生きているんだと思う。
池田内閣の所得倍増計画が公共事業誘導のきっかけとなり、1964年の東京オリンピックは、日本の夢を実現、東京は一兆円の予算で高速道路がつくられ新幹線が開通した。
次のオリンピックの後、どんな日本になってゆくか、ただ見ているだけの私がいる。
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