小出五郎さんに、タレントが幅を利かせる番組でなく、じっくり見られるドキュメント番組に出て欲しいと伝えたら、NHKアーカイブスの放送を教えてくれた。
1981年放送「原子力秘められた巨大技術」1987年放送「調査報告チェルノブイリ原発事故」とも充実した内容で、これなら受信料は高くないと思った。
チェルノブイリで思い出すのは、本橋成一さんの「アレクセイと泉」、被災したベラルーシにある小さな村、すべてのものから放射能が検出されるのに、そこに古くからある泉は100年前の水だから放射能が検出されないという。
心にずっと残っているものがドキュメントではなく、アレクセイと泉で流れていた音楽や、凍えそうに見える村の人々が、泉を覗く顔だったりする。
だから、忘れてはいけないドキュメント番組は継続的に放送する必要がある。
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