カイロの先生に「頬杖をつくから、背中が硬くなる」と云われ、なるほど、何か考えるときは何時も左側の頬杖をついている。
頬杖をしないと考えられないのは左脳が逝かれているからか、と考えながらモニターに向っていた。そこに、ふた昔前、嵐山で車夫として活躍していた岩崎さんからメールが届き、ブラジル人の奥様と幸せに暮らしている様子が伝わってくる内容だった。
当時の車夫は、大学生やファッションモデルのアルバイトとして、高額を稼ぐ男の子が多く、女の子にもモテた。
写真を撮ることを副業にしていた頃、いろいろな場所で、いろいろな仕事の人に出会うことができたことが収穫になった。
人生は長く、予想できない方向に流れ、そんな中ちょっとした楽しみを見つけることができる。
軽いノリだった車夫の岩崎さんから、「お母様との時間は宝物」と云われ、納得させられる自分がいる。
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