母はグループホームに馴染んで、私が俳句の会に申込みをした日、大腿骨骨折で入院した。
印鑑持参で病院に行けば、手術の承諾書に署名するだけ、母はホームのお坊さんに手を握られ安心し、私には用事がなさそうだ。
そうだ、私は契約代行の責任を負うだけで、車イスになってもホームで手馴れた介護をしてくれる。
金子郁容の『遠慮がちなソーシャルキャピタルの発見』は、私にも、遠慮がちがうまくいくことを示している。
二匹の子分と六郷用水を何処までも下っていけば桜坂となり、桜が散る橋の下、「すぐ迎えに来てくれるでしょ。」と云ってくれたのが懐かしい。
|