日本の診療報酬請求は、国民健康保険など5箇所の請求先に保険対象となる治療に対し、点数制で統一されていても請求事務は煩雑だ。
アメリカの医療機関は、数万社といわれている民間の保険会社に請求するのだが、その請求回収率が35％と信じられない数字だ。日本で同じ回収率なら、医療機関はみんな潰れてしまう。
その原因に、同じ治療でも患者其々の保険契約内容が違うこと、保険会社によって請求フォーマットや請求コードが違うことが挙げられる。
医療事務スタッフは手続きが複雑でミスが起こりやすいので、保険会社も自ずと審査が厳しくなり時間を要するので、再請求をするころには期限切れになることもしばしば。
理想の国民皆保険制度、アメリカ次期大統領が大不況の中、5千万人の保険未加入者をどう対処するか興味深い。
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