平成24年9月号
靴底の修理をしたくて戸越銀座商店街に行く。
靴やバックの修理屋が商店街に5軒あるけれど、フランチャイズや下請けに出すらしく、昔いた爪が真っ黒な職人さんに会うことはない。
全国展開する店で聞いたところ、靴底素材の種類や形状の数が多く、職人さん一人でお店を続けることは無理で、自分達は社内研修で仕事を覚えていくと云う。

戸越銀座商店街は週末でなくても、賑わう。
産学協働「コロッケ」の食べ歩きにやって来るよそ者のためでなく、生活に密着していることを感じる。氷屋さんのカキ氷、大家族で働く焼き鳥やさん、貫禄がある大鍋で作るお稲荷さん、店先に置かれたベンチが、憩いの場となっている。

目黒台の谷底にある商店街裏手を覗けば、アパートや古い住宅が密集し、高台に瀟洒な集合住宅が建ち並ぶ。この地形、いつの間にか、足が谷底に吸い寄せられる。
児玉 智子
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