底冷えする曇天の日は、すべてが無意味に思えるけれど、ミントティーの違いだけは敏感で、今日は、フォートナム&メイソンに限る。
マイク・モラスキー編の『闇市』『街娼』ともに、終戦直後の生きていくことの風景を、如実に伝える短編集で、「こういう纏め方があるんだ!」と思い、太宰治『貨幣』を読むことができた。
皓星社は、文献検索データベースを図書館に提供している。新刊書の帯に「憲法シール」を貼ると宣言するも、これは、むずかしいと思う。
母が言っていたことを思い出し、「東京計器の軍需工場で特攻機の部品を作り、お昼は生くさい鮒の煮付ばかり食べていた。」その会社、いまは、母が居る施設の目と鼻の先にある。
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