平成26年8月号
三十代のころ、波照間島の砂糖きび畑の中、レンタバイクで転倒して血だらけになり、畑のおじさんが軽トラに乗っけてくれて診療所に直行、酒臭い医者が膝を縫ってくれた。思い出の右膝頭が今になって痺れる。
区営のプールに行き、大股で歩きビート板でゆったり泳ぎながら俳句をつくる、痺れがとれてきたような気がする。
仕事で癖になってしまった、「どうして欲しいか」「今の問題点と私に出来ること」、人生は、こんなに単純でない。
日本人や日本語のよいところ、曖昧で最初と最後に一貫性がない、のらりくらりと戦争はしない、だけど手先は器用なんですよ。

酷暑の夕方、東扇島で潮風に吹かれる、日本車が整列され船出するのを見ながら、急ぐことはないと反芻する。
児玉 智子
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