平成27年5月号
日記に、「母の日に 戻ることない 母を待つ」と書いて、会いに行ったら、ご機嫌で「とんちゃんに似てるけど、とんちゃんなの」と云われれば、その日は気分爽快となり、緑が丘から自由ケ丘に通じる緑道は、手を繋ぐカップルばかりで、みんな子沢山だといいなどと思う。

事務所みんなで、賀茂川の桜を見たくて京都日帰り旅行に出た。其々子供が受験期だったり、高齢の母親がいたりで、京都滞在時間は6時間、シンデレラのように、充実した時間の使い方をした。
私は、船岡温泉近くの町屋に住む友人に会いに行き、銭湯ばかりたくさんある町、表札の「喜泉堂」はすぐ見つかり、格子戸を開ければ、薫り高いほうじ茶で迎えてくれ、漢方薬屋だった京町屋の坪庭は、いくつかの家で日差しを共有し、鍵がいらない共同体って、こういうのだと思った。
漬物の大こう本店で、筍とゆず大根をたくさん買って、こころの共同体に送り、今年の桜とオサラバした。
児玉 智子
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