平成19年03月号
母がお世話になっている「デイサービス春」に遊びに行った。
母はデイサービスに通って数ヶ月後には、老人性鬱が回復、同じ女学校の友達ができ、本来の明るさを取り戻すことができた。
なにしろ母は人気者でデートの誘いが多く、ケアマネージャーの河野さんも心配してくれる。
私は「今更、結婚や出産することはないので心配しないで大丈夫ですから」と一言。
今のお年寄りは、戦争を経験し日本の復興に貢献してきた年代の人達だ。
生命力があるからこそ、デイサービスでマージャンを楽しみ、腹を抱えて笑える。

痴呆の高齢者が孤独と対峙することへの救いを求めているかどうか。
母に関していえば、気軽に付き合える人達との共有の場で、他人の話を聞かないで、勝手気侭に自分だけ話し、時間が過ぎていき、その日が何となく終わる、それだけで充分だ。
高齢者を自立して生きている気にさせる「介護の職人」に脱帽する。
児玉 智子
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