平成28年11月号
忘年会に手が届く季節となり、毎日が長いと思いながらも、1年間があっという間だ。
今年前半は、棺おけの菊人形を見とどける機会が多く、精神的に受けとめる容量がなくなっている自分に気がつき、秋まで夏バテが続いた。

相続の仕事に追われながら思う、日本に住んでいて、相続税を払う人の割合は、騒ぐほどは多くない。自宅があれば土地の評価は2割だし、預金が残っていれば、自分が稼いだお金でないので、親に感謝すべきだと思う。
相続税がいやで移住し、子供達は高学歴で世界に散らばり、その知能は日本に貢献しない。
親は長時間飛行機に乗り、病院に通うときだけ来日する。
終末期に、子供達が国外に散らばり、見守ることが出来ないのは寂しい。

東京都写真美術館がリニューアルし、『杉本博司 ロスト・ヒューマン』が開催されている。
「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない。」の肉筆考33点を読み、痩せていた時代のカストロの写真を眺めているうちに2時間が過ぎた。
児玉 智子
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