平成29年8月号
大井町の改札口で、ふたごのお爺さんが、同じ模様の青と緑のシャツを着て歩いていた。
どうしても写真を撮りたくて声をかけたが、耳が遠いようだし、個人情報だといわれるのもイヤで諦め、その日の夜、『芸人と俳人』を読んでいたら、夢に堀本先生と又吉さんが、同じシャツを着て、出てきた。

生活の心配が何もない人から「何のために生きてゆくのか判らなくて?」と云われ、そういう人に限って、ふるさと納税で霜降り牛を食べ、税金対策に奔走する。
永六輔が「生きていくということは、借りを返してゆくこと。」と書いている。

『ペシャワール会報』が届き、アフガニスタン・ガンベリ砂漠の緑化と植樹の進捗が判り「緑の大地計画頑張れ!」と同時に、次の世界戦争は水だな、と思ったりする。
中村哲医師はペシャワールに赴任して33年、診療所の開設から始まり、住民と灌漑事業を継続し、今からの二十年継続体制は、次の代に引き継ぐ時と載っている。

私は思う、誰もが何かにとりつかれていて、憑かれているものの通り生きているのだと。
児玉 智子
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