介護医療が最も必要となる2025年は、75歳以上人口が2倍となる。
そう考えると、家を処分して、老人ホームに引越しできる体力が残るまで、仕事を続けようと思っていた自分の気持ちが楽になる。
肩身が狭い老人から老人のための日本へ、全土が姨捨山なのだから、年取ることが怖くなくなる。
「地域包括ケア研究会報告書」の2025年ケアシステムのシナリオは、日常生活圏域に生活上の安全・安心・健康を確保できるサービスを24時間365日利用し、住み慣れた地域で生活継続することが可能になっている。
だから私は屋根裏の本棚から本を移動して、何でもかんでも一部屋にまとめようと思う。
独居老人が自宅で死んでも、きっと近所の誰かが見つけてくれると思う。
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