平成30年6月号
永栄潔さんと飲む機会があり、朝日の記者だった父を思い出しながら、貴重な時間を過ごすことが出来た。
『ブンヤ暮らし三十六年』に、大蔵省記者クラブに配属されていたころ、竹下登蔵相の定例会見で質問をすると、「大臣への質問はキャップがすることになっている、聞きたいことがあれば、朝回りか夜回りして聞くこと」「クラブの秩序を乱させるな」との声があがったとある。
時の人、東京新聞の望月衣塑子さんは、菅官房長官の定例会見で、大声で何度でも質問をする姿が、話題となり、形式的には記者クラブが閉鎖的でなくなったように見える。

朝日新聞記者だった林美子さんは、「女性記者は取材先と寝てでもネタ取ってこい」と云われ、特ダネは1対1で取るもの、夜回りをたくさんして、一緒にいる時間を増やし、信頼関係を作っていったそうだ。

今となれば、開業当時、顧問料を10万円上乗せするから、愛人にならないかという誘いがあったことをなつかしく思い出す。
児玉 智子
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