芸術の秋、モンブランの食べ頃となりました。
新聞社やデパートが主催する展覧会は、日本人好みの海外作品を集めることができれば、不況といえども、入場者数を維持し、数千円する図録を購入する人も多い。
贋作でない作品を、点在する国から集め、眼が飛び出るような保険料や輸送費をかけて美術館に集め、本国に無傷で返却するのに、「グリコ事件」では足りない経費がかかり、協賛金が集まらないと展覧会が開催できない。
初秋の青山、岡本太郎記念館と根津美術館の庭が心地よく、ベンチで飲む炭酸水がいつもより爽やかだった。
財団所蔵の美術品は、戦前に立身出世した実業家が蒐集したものを、一般公開している。
新聞社やデパートに余力がなくなっても、近所の美術館には、常設作品でいいものが沢山ある。
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