福岡で「ギンギラ太陽's」の芝居を見て感動し、東京にやってくるとは思わなかった。
「かぶりモノ集団」のかぶりモノは主宰する大塚ムネトの手造り、10周年東京公演ではYS-11機に扮した。戦後唯一の国産飛行機YS11は182機で製造中止、福岡空港から姿を消したが、海外の自衛隊輸送機として活躍しているという。
2006年のラストフライトまでの真っ赤なYS11さんには魂が宿っていた。
7月東京ドーム公演は、地元到津遊園と大宰府遊園が施設老朽化、少子化、ディズニーランドの一人勝ち状態に悪戦苦闘するなか、到津遊園は市民サポーターやボランティアの活動参加で到津の森公園に生まれ変わっていく様子をかぶりモノが表現する。
根底に流れるものは精神性、次の東京公演を待ちながら、日々無と思えば楽しいことがたくさんあるものだと実感する。
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