職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−令和元年11月号−

芹ケ澤の大工、北澤仙太郎が、明治40年に造った日本家屋は築111年、朝倉一族は養蚕で財を成した女将さんが隣に住んでいたことが縁で、2年前に修復してお店を始めた。ご夫婦は、週の前半は農業、後半は地産の食材を使った家庭料理を食べることが出来る。
チーズ入りコロッケのジャガイモは地元笹原産、米沢米の半玉のようなツヤを何十年ぶりに見ることができた。
八ヶ岳西麓水系の豊かな自然の深さは、これから突き刺すような、しばれる寒さをむかえる。
北を指す庵、東京でぬくぬくと過ごす自分は、自然の豊かさを知らないままだ。