職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成31年4月号−

あいりん地区釜ケ崎が労働者の集積地だったころ、国内産業に活気があり、日雇労働者が縁の下の力持ちとして貢献していた。飛田遊郭が潤っていたのは、あぶく銭を使える人が多かったとも云える。
この映画の釜を盗まれるとは、「月夜の晩に煮炊きする釜を盗まれる」「一番大切なものを油断していると盗まれる」という意味だ。
主役の娼婦はアンニュイで退廃的な役柄だが、太田直里は爽やかで健康的な明るさがあり、鳥取で木こりをしながら育児をしているそうだ。
次にどんな役柄で登場するか、楽しみにしている。