職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成30年8月号−

関口監督『毎日がアルツハイマー』3作目が出来上がり、認知症のおかあさんとのやり取りを観て、「人生楽しもう!」という感性に、母の介護で悩んでいた時期に大いに助けられた。
映画に出演したヒューゴ先生は、英国の高齢者サービスを行う際の「パーソン・センタード・ケア=P.C.C.」を実践する医師、イギリスの施設では、患者と医師としてではなく人間として、接するようにしているという。
認知症をもつ人は、脳の認知障害・今の健康状態・その人のライフヒストリー・性格・周囲の環境などの相互作用で、刻々と変化する。
私は、母の顔つきや言動の変化に、慌てふためいていたことを思い出し、「探偵になって理由を探る!」ことを教えられた。
母が、施設に入居したので、客観的に云えることでもある。