職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成29年6月号−

チンドン太鼓やラッパの音は、「何か面白いことがありそうだ!」と思わせ、遠くから近づいてくる哀愁の響きは、日本人に共通する懐かしい音だ。
立教大学で東欧ユダヤ人音楽「クレズマー」について講義があった。
クレズマーはイディッシュの民衆音楽のことで、結婚式やお葬式など生活の中で聴かれた音なので、好きとか嫌いとかではなく、その地域で生きてきた人達の、生活の思い出を共有できる。
講義の終わりに、チンドン・クレズマーみわぞうさんを目の前で見ながら、音を聴くことができ、生きていればいい事があると思う一日だった。