職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成29年5月号−

『毎日がアルツハイマー』を観て気分爽快となり、『ザ・ファイナル』完成が楽しみで、始めてのクラウドファンディングをした。
関口監督はオーストラリアから2010年に帰国、母親との同居生活が始まった。
映画の中で、母の認知症が進行していく様子の受け容れ方が見事で、生きることの楽しさを教えてくれる。
関口さんの、認知症を題材にした暗い映画から脱却するという意欲が伝わってくる。
私は、いっとき、母と犬二匹と一緒に死ねる方法を真剣に考えた時期がある。
世話をすることが苦手で苦痛なら、自分が出来ることだけやる。これが生きる秘訣だ。
関口さんは、お母さんに薬の投与をしていない。イケメン介護福祉士に助けられ、パーソン・センタード・ケア(本人を尊重するケア)を実施する。
関口監督の両脚手術後でも変わらないパワー、私も頑張れそうな気がしてくる。