職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成26年8月号−

終の住処の修理が始まった。
炎天下、土間工事をしてくる池田さんと小出さんは、清々しい顔をしている。長年の蓄積は、顔に表れるものだ。
私の卒論のテーマが「町鳶の変遷」だったこともあり、お爺さんの鳶がひょいひょい飛び回るのに憧れる。

建設業の人手不足、手配師に人集めを頼べば足場を踏み外し、ベトナムで体力検査をして日本に連れてくれば行方不明、日本人の青年は寮から居なくなり、東京に来たかっただけという。