職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成25年1月号−

毎晩お願いしているヘルパーさんと母が慣れてきて、慌てて家に帰ることがなくなった。最初のころは、嫌いな人を追い返し、私が家に帰っても居留守をし、夜中の徘徊が頻繁だった。
一番のお気に入りの別府さん、女学校時代の友達と思い込み、お正月の歌留多を楽しんだ。
ヘルパー歴12年の別府さんは、ご主人の転勤で名古屋に住んでいた頃、ヘルパーの資格を取り、社会との接点を求めて始めたことだった。
閉鎖的な名古屋の家族関係の中で鍛えられ、今では自分が動けなくなり認知症になっても、年とることが怖くないと云う。
今年もヘルパーさんに教えられる一年を過ごします。