職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成24年10月号−

毎日、犬に連れられ洗足池に通えば、いわし雲が池に映り、少しずつ、緑から黄色、黄色から赤茶に変化していく風景が、自身だと気づく。
母の家がお化け屋敷となっても、毎朝、小学校の用務員さんが文句ひとつ云わず、落葉を掃いてくれた。
電線まで伸びていく姿は頼もしく、迷惑でもある。
植茂造園の可児さんが、伊賀の忍者のような仲間を連れて、剪定にやってきた。
家の中まで明るくなり、住民だけがお化けとなった。