職人わくわく - Wakuwaku Workman -

−平成23年5月号−

古地図に「谷口煎豆問屋」と記されている、明治創業の谷口商店の手剥きピーナッツには深い味わいがある。
店の裏手にある工場は手製の煎り道具が無造作に立掛けてあり、豆はコークスを使って焙煎、煙突口から太陽が覗く。モノクロ写真の世界は、浅田次郎のぽっぽやを思い出させる。