職人わくわく - Wakuwaku Workman -
−平成23年3月号−
明治に高知で生まれた西畑(さいばた)人形は、棒遣い人形芝居と浪曲がいっしょになったもので、伝統文化の浄瑠璃とは違い、農村の娯楽から巡回興行活動に展開するようになった。
正月行事で卵のカラに目鼻を描き、指を差し込んで踊らせていたのが始まりと聞く。
終戦後も農村漁村を駆け回り、三代目朝日若輝は今でも海外公演や後継者育成に努めている。
新宿の高層ビル街に程近いプーク人形劇場が誕生して40周年、小さな劇場に常連が集い、人形劇「ひょっこりひょうたん島」しか知らない私は、まだまだ観たりないものが沢山ある。