職人わくわく - Wakuwaku Workman -
−平成22年11月号−
礼儀正しく丁寧な言葉使いの渡部陽一さんには、戦場カメラマンの泥臭さがない。
戦場取材の現場は、世界中から集まったジャーナリストの取材合戦が繰り広げられ、自国向けに加工された情報が配信される。
だから、そこで生きる人々の生の声を伝えるべく、命がけで働く者にとっては、複雑な心境が連続する。
渡部陽一さんから、アフガニスタン・カブールのゴルフ場でプロゴルファーを目指す現地の少年、家族でピクニックを楽しみビールを飲むお父さん、遊園地の観覧車やボート遊びをするアフガン人の映像を見せてもらった。
戦場だからこそ、家族の絆が強くなることを実感した。