職人わくわく - Wakuwaku Workman -
−平成18年12月号−
私の事務所がある建物の一階においしい小料理屋がある。
このお店は器も最高で、手にした感触がなんとも温かい。陶工の矢野孝徳氏は、自分の器が置いてあるところは内装も自分で手がけないと気がすまない。したがってこのお店ご主人と大工さんを指図しながら、改装してしまった。
私は矢野氏の器に惚れ、数ヶ月のあいだロクロの特訓をうけたことがあり、あまりのスパルタ教育に逃げ出した。
世田谷にある矢野氏の工房が二箇所に増える。
もちろん、相棒の大工さんとふたりで建てている最中。
超高層ホテルや料亭からの器の注文は、奥さんや子供達も大活躍でこなしている。