職人わくわく - Wakuwaku Workman -
−平成18年8月号−
3年前に京都で食べたお餅の、柔らかくてほのかな甘さが忘れられない。ニッキの香りが懐かしい。
通りの様子を思い出しながら探し歩いたけれど、お店を見つけることができなかった。
京都の「相生餅」を検索してみる。同じ店名がたくさんあることに驚く。諦めていたら包み紙がでてきた。
朝早い新幹線で東京に戻る日、ご主人は入り口にのれんを出しているところだった。出来上がったばかりのお餅。
和菓子やおいなりさんを売っている食堂が、どんどん姿を消していく、地元のお客様を大切に創業70年、いつまでも続けていってほしい。