■ 宮古島ともコハウス

2007年02月

自分の事務所を閉めたら、さとうきび畑の真ん中で、ひとり食堂のおばさんになりたい。
そんな気分になって、すぐに旧知の信頼できるご夫婦に相談に行った。
車夫の佐々木祐一さんは移住成功組、福井から平成8年に家族全員で引越っしてきた。
ご主人は日本最南端の東平安名崎で観光人力車を引き、瞳がきれいな美人の奥さんは御崎の灯台で受付をしている。
「この御崎は竜宮の神に守られているので頑張りなさい」と城辺(ぐすくべ)のユタにお告げを受けたという。
数年ぶりに会った佐々木さん、お互いに年取ったと心で思いながらも、懐かしさが心地良い。

極楽トンボのように、内地から宮古島に引っ越してきて生活することは簡単なことではない。
小さい島だからこそ、地区ごとの習慣がちがい、町内会や敬老会との関りかたも独特だ。
失業率が高いことは、経済消費の力が弱いことにつながる。
健康的な水と空気を得ることで、私の老後は充実するでしょうか。